2019年10月紙遊クイズ答え

群馬県西部に位置する桐生市梅田町に「桐生紙」を生産する工房が1件あります。

桐生川上流の梅田地区で生産される、黄色味を帯びた丈夫な和紙は「桐生紙」と呼ばれ、大正末年頃までは大福帳、通い帳、障子紙などに使用され、多量に生産されていました。

この紙漉きの起こりは明らかではありませんが、桐生の商人であった書上文左衛門が天明7年(1787)に桐生紙を江戸に送った記録が残されているそうです。

洋紙の普及にともない和紙の生産量は著しく衰退し、現在桐生和紙の生産を続けているのは一件のみとなってしまいました。

なお、群馬県内の紙漉きは甘楽郡秋間などでも行われていたそうですが、地域の伝統産業として現存するものは桐生紙1件となってしまいました。

この大変貴重な桐生紙をショールーム紙遊では、店頭にて販売をしております。

また、独自のイベント(ワークショップ等)で和紙を使った作品作りを通して多くの方々に和紙の魅力をPRしております。