襖の張り替え
ごきげんよう!スタッフのアツシです。
今日は現在「紙遊」で作業している
襖(板襖)の張り替えについてご紹介させて頂きます。
※襖には「本襖」「板襖」「段襖」等、色々な種類がございます。
最初に引き手を外します。
それから古くなった(張り替える前の)襖紙にカッター等を使い切れ目を入れます。
切れ目を入れたら、そこから襖の上張りと下張りをキレイに剥がします。
次にキレイに剥がした所に、茶チリと呼ばれる紙で下張り(袋張り)をしていきます。
次に上張りと呼ばれる紙(最終的に意匠面になります。)の裏面に糊付けをします。
次に襖の切れ端等を当てて爪の裏側でこすり、襖紙と下地とを圧着させて行きます。
その後に刷毛などで意匠面のシワを延ばしたり、柄のバランスをとったりした後で
地ベラと呼ばれる道具とカッターを使って、襖の縁に沿って余った部分を切り取ります。
この後に仕上げとして、引き手を取り付けて完成となります。
と、簡単な流れを画像と一緒に掲載致しましたが、これがかなり難しい(> <)
やはりキレイな襖をいつも仕上げてくださる職人技に改めて関心させられました。